「ほっ」と。キャンペーン
ピアノ、来た。
私がフィンランドにお嫁に来た時に、私の両親からプレゼントされた
デジタルピアノがかなりの優れものなので、長年、愛用してきました。

学生時代に使っていたグランドピアノは、新たに引越した先に
置くスペースがないという理由で泣く泣く手放してから、
私はずっとデジピ生活。
でも、今の仕事では、特にデジピでの不自由はなく、逆に
これを持参してコンサートの仕事もできていたので満足していました。

でも、やっぱり時には、生ピアノを恋しく思う気持ちもありました。
私が、「ピアノ欲しいなぁ・・・」と呟くと、Vitoさんにこう言われました。

「日本への帰省をしばらく諦めたら、ピアノは買えるけど。」


ピアノ VS 日本


私にとっては究極の苦しい選択だぜぃ・・・orz

確かに、毎年1~2回の日本帰省をしている我が家は、
その旅費もろもろに、毎年ピアノ1台分ぐらいのお金は
軽く費やしてしまっているのです。
だから、ピアノも欲しいし、日本にも行きたいとは言えず・・・


結局、私が選んだのは、ピアノではなく、「日本」でした。

でも、いつか未来には、自分自身でお金をコツコツ貯めて、
絶対にピアノを買おうとは思っていました。
良いピアノは一生モノ。
pomoっちがピアノに興味を持つ持たないに関係なく、
将来、私が居なくなった時、私の生きた証として、
娘に残してやれる唯一のモノかも・・・と思ってましたから。


そんなある日。

Vitoさんが突然、驚くことに、こう言いました。

「来年になるけど、ピアノ買おう!俺がこれから少しずつ
お金をセーブしていくから・・・」
と。

(ρ_;)


ところが、その数日後。また驚くことにVitoさん・・・

「良い日本製のピアノを扱っているお店を見つけたよ。1週間後には
日本からコンディションの良いピアノが届くらしいから、見に行こう!」


そして、タンペレから車で往復4時間強の、Saloという街にある
ピアノ屋さんへと向かいました。

c0028104_427589.jpg


昔は牛舎だったという古~い建物の中に、
まさに日本からの長旅を経て到着したばかりの、
1970~1990年代のヤマハやカワイの中古ピアノが
ズラリと並んでいました。

色々と最近のピアノ事情について、事前に下調べをした結果、
私たちは、新品ではなく、日本国内で確実に製造された
日本のメーカーの中古を買おう!と決めていました。

フィン人の店主ご夫妻は、日本をご贔屓にして下さっている
素敵な、そして信用できる方々だと、直感できました。

何故なら、このお店にある年代モノのピアノたちは、
どれもこれもが、驚くほどに綺麗な状態であること、
表面的な見た目だけではなく、部品も、タッチも、サウンドも、

「これが本当に中古なの?」

・・・と思えるぐらいのコンディションの良さ!!!

(きっと、日本ではほとんど弾かれてなかったんですね)

日本側のピアノ業者の仕事が素晴らしいのは言うまでもないですが、
この店主ご夫妻は、その業者との信頼関係から何十年もの取引があり、
ピアノを本当に大切に扱っておられるなぁ~と思えたのです。
(店主は長年、調律師をされている方です)


そして、もっと不思議なことに、私がお店に入るとすぐに
ス~ッと吸い寄せられて行き、一番最初に何気なく触ったピアノが、
私が最も気に入り、購入したものでした。

ピアノが私を呼んだ?
日本から、私のためにやって来てくれたの?

・・・まるでそんな気分で、あっという間に一目惚れ。

(お店にある全てのピアノを、一人コンサート状態で、じっくりと
触ってみたんですけどね~(笑))


でもいくら中古とは言え、フィンランドで買う日本製のピアノは、
下手すると日本の2倍近くにもなる高級品デス。(悲)
サラリーマンのVitoさんにとって、決して安い買い物ではありません。

なので私が、「お金・・・本当に大丈夫?」と聞くと、

「なんとかなるさ。俺にとっては来年でも今日でも、払うのは同じ。(笑)
あ、でも、パパママも応援のお金、出してくれるからね!」


えええええっ!
そんな話になってたの~~??!


(T_T)


私にはピアノが必要だから買ってあげたいと、随分前から考えてくれ、
そろそろ買いませんか?とVitoさんに提案してくれたのは、
なんと、義理パパママだったのです。
そして、Vitoさんも、同じ時期にまさに同じことを考えており、
親子共同出資での「ピアノ購入大作戦」を、私には内緒で
進めてくれていたのでした。


もう感謝と感激で、涙が止まらなくて。

今回、素晴らしいピアノ屋の店主ご夫妻と出会い、
私自身も、「ビビッ!」と来るピアノに出会えたこと、
全てが良いご縁とタイミングに恵まれました。

そして何よりも、暖かいファミリーに恵まれたこと。
本当にシアワセですね、私。


そのピアノが・・・

つい先ほど、我が家に到着しました。

c0028104_431276.jpg



これから、更にピアノの勉強に頑張りますよっ!!
そして、たくさんお仕事して、いつか必ず、恩返しをしたいと思います。
[PR]
by joulupulla | 2013-05-24 04:32 | Perheeni 私の家族
<< Kultaseni !! (=... pomo殿の名言 >>