ピアノ教師冥利につきること
私がこの国でピアノ教師の仕事を始めて、もうすぐ1年。

生徒の中でも、ひときわアレンジ能力があり、
1年前の、しょっぱなのレッスンで、私の度肝を抜いたアンニカ。
こちらの記事参照)

とある音楽専門学校のジャズ・ポップ科に、約150人の
受験生の中からの20名に選ばれ、合格しました。

試験曲は、ジブリの千と千尋のテーマを彼女自身が選び、
試験本番までに、ブラッシュアップ!
「上手く弾けた!」
・・・と、試験後に話していたので、
きっと合格すると、私も確信していました。


「あなたのレッスンで、娘の能力が引き出されました。
合格できたのは、あなたのおかげです。」

と、アンニカのお父さんからお礼&報告のメールをもらった時は
まるで私自身が合格したような、嬉しい気分になりました。
でも、よ~く考えてみたら、もうアンニカは私の元からは卒業になるので、
ちょっと寂しいのではありますが・・・

この、「あなたのおかげ・・・」という言葉。
なんつーか、教師のやる気を奮い立たせ、うぬぼれさせる
ステキで危険な言葉ではありますが(笑)、
でもやっぱり、アンニカ自身に底知れぬ才能があったこと、そして
自分の夢、未来の可能性に向けて、彼女が最大の努力をしたこと・・・

これが合格の一番の理由なのです。

(第一、私がこの学校を受験しても、合格できないかも・・・です(汗))


また、6月上旬にあった、学校の春のパーティー(終業式)で、
別の生徒のセニヤが、ポップスのピアノソロを弾くことになったので、
レッスンで一緒にアレンジに頑張りました。

セニヤのお母さんからの報告メールによると、
パーティーでの演奏は大成功だったようで、
校長先生からセニヤへ、素晴らしい演奏だったと感謝の言葉があり、
セニヤのクラスメートの女のコたちは、彼女の演奏に感動し
涙していたそうです。

そして、こう書かれていました。

「セニヤは演奏後、お友達のみんなに誇らしげに話していました。
“私の日本人の先生が、この曲をアレンジしてくれ、
私がここまで弾けるようにしてくれました!”・・・と。」

(T_T)


また、

「あなたのレッスンを通じて、セニヤのピアノ演奏に
勇気、挑戦する楽しさ、音楽への感動、自信・・・という、
新しい発展が見られるようになりました。本当にありがとう!」

確かに、セニヤのピアノに対する心の扉を開ける
お手伝いをしたのは、私かもしれない。
でも、人前で堂々と、自分自身が満足の行く演奏ができたのは、
やっぱり、セニヤ本人の前向きな努力の賜物です。

そのことが嬉しくて、嬉しくて・・・


もちろん、この2人の生徒だけではなく、それぞれの生徒たちが
ピアノの中にそれぞれの楽しさを見出し、頑張ってくれている。

これこそが、ピアノ教師冥利につきることですな。



さて。
この秋から、日本人の生徒さんを1人、受け持つことになりました。
日本語でのレッスン、楽しみだな~♪
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by joulupulla | 2012-08-06 19:53 | Työni 私の仕事
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