最近お気に入りのミュージシャン
Iiro Rantalaは、この国トップクラスのジャズピアニスト。
個人的には、Lenni-Kalle Taipaleのサウンドのほうが
私好みなのだけど・・・
とにかく、この2人はフィンランドを代表するジャズマンです。


最近、そのIiroがホストを務めるテレビ番組があり、
毎回、彼のトークが面白いので、爆笑しながら観ておりました。
番組は、音楽界のゲスト(フィン・ポップスの大御所や、有名な指揮者など)
を呼び、音楽についての対談をしながら、かつ、Iiro自身も
そのゲストと一緒に演奏をするというもの。

さて、昨夜の放送では、ジャズ界のIiroが、オーケストラをバックに
モーツアルトの「ピアノ協奏曲23番」を演奏するということで、
何気に興味深い内容。


美しく、荘厳な、とある教会での演奏会。
何気に、Iiroの表情にも緊張感が漂ってます・・・

ジャンルは違えど、やっぱりプロ。
演奏が始まると、なかなかイイ感じ~♪
モーツアルトは、そこまで陶酔しなくてもいいんじゃね?ってぐらいに
感情的に弾いたり、間の取り方にジャズの癖が見られたりしたけど、
そこはテレビ的演出。
さすがに上手いな~!と感心しながら聴き入っておりましたが・・・



事件は第三楽章で起こりますた。


モーツアルトのようなシンプルな曲では、たった一音はずしただけでも
観客にバレバレ、ごまかしは一切ききません。

バシッと決めなければならなかった左手のベース音、たった一音。
これを、なんとも半音違いでミスタッチ。


あちゃ~~~。∑( ̄ロ ̄|||)



静かな教会内には、その濁った音が見事に響き渡る・・・


その後は、動揺を隠しきれない雰囲気のIiro。
ま、それでも最後まで何とかイイ感じのまま、弾き終わりました。

「上出来じゃん!」とワタシ的にはブラボーだったのですが、
Iiro本人は、演奏後のインタビューで、か~な~りの凹みよう。


「家での練習では、上手く行ったのに・・・。ああ、最悪!」

と、自分の出来栄えには超・不満足。


そんなIiroを見てて、とても親近感が沸いてきた私。
こんなトップクラスのミュージシャンでも、失敗もすれば、
自分の演奏にガッカリすることもあるんだなぁ~と。



ふと、自分を振り返ってみました。


考えたらもうどのくらい、私はクラシックを弾いてないのだろうか?
大学卒業後、「新人演奏会」に2度ほど出た。
でも、その後はもう、まともに弾いた覚えがない。

きっと、あの何十年も前の経験が、私にとっては大きな場所での、
そして、お姫様ドレスを着ての、人生最後のクラシック演奏だな。

この先も、もうクラシックの大曲を弾くことはないだろうし、
いや・・・絶対に弾けないし、弾きたくない!!(^^ゞ
きっと、Iiro以上の大事件が起こりそうなのでね。



そうそう。
番組を観ながらの、Vito君の素朴な質問が面白かった。


「オーケストラは皆、楽譜を見てるのに、ピアニストは楽譜見ないの?
あんな長時間の曲を、暗譜できるというのが、スゴすぎる・・・」


と。

そう言われてみれば、主役は暗譜が基本ですよね~。
歌の伴奏者などは、譜面見るのも有りだけど、
ピアノコンチェルトなどでピアニストが譜面見ながら弾いてるのは、
確かに見たことないかも。


ああ、私はもう、暗譜に耐えられる脳みそすら失っているかも・・・



とほほ。(>_<)
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by joulupulla | 2010-09-13 19:04 | Musiikki 音楽
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